ADHDとギフテッドの違い
混同されがちな両者の明確な違いについて解説します。
ADHDは授業中じっとしていれられないという症状を呈します。
それに対してギフテッドは授業の内容があまりにも簡単過ぎてそんな分かりきった事を授業で教えられても馬鹿馬鹿しいなと感じてしまったり退屈過ぎてつまらないと思ってしまう。
この退屈を紛らわそうとして何か他の事をやったりしてしまう。
これが見る人にとっては多動と誤されてしまうようです。
ギフテッドは常人よりも頭の回転が早い為コミュニケーションでもこれと同様の事が言えると思います。
一般的にIQが20違うと会話が成り立たなくなると言われています。
ギフテッドの知能指数は大方130以上ですから知能指数90-110の間に収まる平均的な人達との会話はかなりの苦痛だという事が想像出来ると思います。
平均的な人達にとってはギフテッドの話すボキャブラリーの難しさ、テンポの速さ、話の飛躍などを感じてしまうのに対してギフテッドは一般人に理解力の無さや知識量の少なさ、話すテンポの遅さなどを感じてしまうのです。
ギフテッドのaさんはこれを伝えようとしているのに一般人のbさんは別の事を考えてしまっている。
こうなれば、会話していても通じあえません。いわばギャップが生じてしまう。
こういった事からコミュニケーションが困難になってしまうのです。
こうした事からも健常者は高IQ者に多動を感じてしまう。だからメンサなどの高IQ団体があるのでしょう。
授業中でも教師のIQが低いと上記のような理由からギフテッドの生徒は退屈を感じざるを得ないので寝たりわざと教師をからかうような質問をしたりと授業を真剣に受けていない印象を与える場合があります。
ADHDの場合はIQが高い場合を除き教師の話を聞く事そのものが苦手でじっとしていられないのです。
わかりやすく言うと
ギフテッドの場合→そんな事はもう分かっている。だから退屈なのだ。
ADHDの場合→話を聞く事自体が退屈なのだ。