最近、プロ棋士の藤井聡太四段が怒涛の勢いで連勝記録を更新しており、メディアは彼の話題で持ちきりである。
ポスト羽生との呼び声も高く、将棋界に旋風を巻き起こしているスーパールーキー
そんな、今をときめく藤井四段だが羽生以上の天才が現れた、今後は彼を中心に将棋界が動いていくだろうなどと話題になっている。
さて、当サイトはギフテッドとは何か?なんたるや?などを解明するためのサイトだが藤井聡太にギフテッド疑惑を向けてしまうのはあまりの天才的実績から鑑みて致し方無いことである。
将棋のプロ棋士になるのはただでさえ狭き門でなれるのは一握り。
プロ養成機関・奨励会から毎年2〜3人程度のプロ棋士が誕生するが多くの者は負け込んだり、年齢制限などで脱落する。
そんなもんだからプロ棋士になれると天才扱いされる。
その中のさらなる天才が藤井聡太というわけだがいったいなぜここまで快進撃を続けていけるのだろうか?
それは天才中の天才だからだと思うのである。
天才ならではの頭一つ抜けた、突出した才能
ここまでの天才だと私の中でギフテッドという文字が浮かぶのである。
しかし彼が本当のギフテッドであるかかどうかは分からない。
ギフテッドと認定されるに足る才能を保持している事は間違い無いと思うが性格や性質を間近で見てみないと何とも言えないが可能性はかなり高い。
同時にただの天才である可能性もかなり高い。
「ギフテッド特有のギフテッドにしか持ち得ない特別な何か」
OE(過度激動)、過敏なる感覚、非常に洗練された芸術家的感性etc
彼はそれらを持ち合わせているかどうかは分からないという事だ。
藤井聡太アスペルガー疑惑
ネットでは彼をアスペだと推定するつぶやきも見られたではないか。
これには私も同感で、将棋という小難しいゲームに強く没頭し、極める事ができるほどの集中力はアスペルガーのそれと等しいのである。
一分野を極めるという事において右に出る者は無いアスペルガー症候群
こちらの方が今日の表舞台で活躍する者に多い性質のようにも思えることから彼も例外では無いのかもしれない。
しかしこの藤井聡太アスペルガー疑惑も先述のギフテッド疑惑同様である事はいうまでも無い。
彼がどのようにしてあのような輝かしい舞台に降り立ったのか?
経歴などをネットで調べてみた結果、見えてきた事があった。
彼がまだプロになる前の話の事
将棋を始めて負けると泣きじゃくって悔しがったそうだ。
この負けず嫌いさ、負けて嫌だと感じる気持ち、これはとある絵画や音楽を見聞きした時に感動してその道に足を踏み入れるギフテッドのそれ(OE)と類似しているではないか
学問や芸術の世界で才能を発揮する者をギフテッドあるいはタレンテッドだと定義されているが
勝負師というくくりでは定義されていない。
しかし彼がここまでの舞台に辿り着けたのは
将棋を始めてから強くなるまでの動機や過程を知る限りではまさしく天才のそれだと感じるのは私だけでは無いはずだろう。
事実かどうかは別として
ギフテッドのような才覚
アスペルガーのような執着心
この2つを併せ持っている人材だと私は考えている。
藤井四段がアスペルガーやギフテッドであるかどうかが問題なのではない。
彼は紛れもなく、将棋をする為に生まれてきた将棋の天才であると私は伝えたかったのである。
P.S
藤井四段のエピソードが語られていたので以下引用文を紹介
引用1
「1歳から電車に夢中になりました。見たいというから線路沿いの道に連れて行くと、帰ろうと言っても駄々をこねて動こうとしない。また、時刻表もよく読んでいましたね。そして、幼稚園に入るころには、いろいろな本を読むようになっていました」
小学生になると幼児用の本だけではなく、大人向けの本も片っ端から読みあさるように。
引用2
記憶力が抜群で、漢字を覚えるのも早く、ピアノを習うとすぐに弾き方をマスター。
「私は花が好きで、オシロイバナを育てていました。聡太にこの花は英語で“FOUR O’CLOCK”つまり、“4時に咲く花”だと説明したんです。そうしたらその何日か後に突然“おばあちゃん、もう4時だよ”と話しかけてきました。すっかり忘れていたので驚きましたね(笑)」
記憶力に加えて集中力も高く、幼稚園のときにはすでに五目並べや神経衰弱でも大人を負かしてしまったという。
引用3
「3歳のときにキュブロという積み木を買ってもらい、何度も繰り返していたそうです。5歳になると、迷路づくりに熱中した。気がすむまで集中して書いていて、大人でも解けないようなものもあったそうです」
いかがなものだろうか?
彼のアスペルガー的な執着心と生まれながらにしてのギフテッド的な才覚
本当にアスペやギフであるかどうかは別として両方の性質を兼ね備えた逸材である事がお分りいただけたであろう。
前人未到の30連勝という偉業を目前に圧倒的天才である彼の才覚への関心は更に高まりつつある。