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秀才は有名人にとても多いが天才(ギフテッド)は表に出て来ない件&秀才の特徴や有名人

天才論を語る上で秀才を蚊帳の外に置いておいてはいけない。

今まで当サイトでは天才(ギフテッド)のみに焦点を当ててきたが秀才に関しても例を出す必要がある。

現在、テレビやネットなどのメディアで活躍する著名人の中で一般人から親しまれ、支持されている殆どの者たちが秀才である。

秀才はギフテッド(天才)では無いが高い能力を示し、業界で活躍しているので実にわかりやすい。

 

天才とは本質的に異なり、凡人の延長線上、凡人の上位概念、努力の天才などと形容されがちな秀才だが実はもっと深い意味がある。

また、学校でも良くお目にかかる事ができる。

勉強が良くできてオールマイティーになんでもできるのが秀才であり、天才に間違われやすいというのも秀才の特徴である。

実はIQだけが高い者も天才では無く秀才である。

ギフテッドとは異なる点はOE(過度激動)があるかどうか。

秀才はOEが無く、実社会で生きやすい。

 

・秀才の特徴

評価されやすい。

IQ110~129でIQが正常高値の範囲にあるハイアチーバー。又は高IQ非ギフ

満遍なく学問に強い。

博学博識。

決められたことに対しての実行能力が高い。一例を挙げれば学校のテストや宿題など。

実社会にうまく溶け込む。コミュニケーション力のある人が多い。

学校では勉強がとてもよくできるため天才だと勘違いされる。

凡人の気持ちが分からない反面、凡人からは理解されやすい。(天才は凡人からは理解されない。)

他人の感情に疎い。また、感覚的にも天才(ギフテッド)よりは鈍感である。

 

・天才(ギフテッド)との違い

OE(過度激動)があるかどうか?(神経質かどうか)

ギフテッドは芸術性、クリエイティビティを持つが秀才はそれらの能力に欠ける。

ギフテッドが内部的なものを原動力にするのに対し、秀才は外部的なものが原動力となる。

ギフテッドにはスペシャリストが多く、秀才にはゼネラリストが多い。(博学博識だが深さに欠ける。)

ギフテッドは凡人から理解されないが秀才は感覚が凡人と近いため理解されやすい。

ギフテッドがずば抜けた才能を持っているのに対し、秀才は研鑽する能力が高い。

生きづらさを感じる事が多い天才に対し、秀才は生きやすい。義務教育で登校を拒否しがちなギフテッドに対して秀才は学校でうまくやる。社会に出てからも天才のように周囲との違いから来る苦悩が無い。

 

・秀才の有名人

ホリエモン(IQ110程ハイアチーバー)、ひろゆき(IQ100~120程ハイアチーバー)、ロザン宇治原(高IQ)、メンタリストDAIGO(高IQ)、与沢翼(推定IQ115程ハイアチーバー)、落合陽一(高IQハイアチーバー)、中野信子(超高IQ)、高校生クイズとかに出場している学力の高い高校生たち(IQ110~135までのレンジ、決勝進出者ならば推定IQ135~150程度が濃厚)。

その他、数数え切れない程秀才は有名人の中に多いのだが現在活躍されており、話題になっている方々が分かりやすいと感じたので例を挙げてみた。

・秀才とされる歴史上の人物

明智光秀、石田三成、大久保利通、土方歳三 etc…

 

・秀才はメディアなどに多いが天才は表に出て来ない。

学校や職場でもデキる人と呼ばれる者の多くは秀才なのではないだろうか。

メディアで活躍し、人気を得ている有名人の多くも秀才なのではないだろうか。

 

まず、天才は数が少ない。天才とは何を隠そうギフテッドの事だが、秀才よりも圧倒的に少ないのだ。

どちらも高いIQを持っている事には変わりない。

しかし、天才は高すぎる能力と引き換えに生きづらさをも兼ね備えている。

OEがある為、神経質であり、不安障害などの精神疾患を患っているケースが多い。

人前で活躍する事はとても刺激的なことである。

神経の細やかさと過激さは刺激に弱い為、メディアで振り回されたりすることを極度に嫌う。

そのため、天才が表舞台に出てくる事は殆どないが秀才は感覚的には一般人と近く、能力も高いため、刺激に対する処置ができ、周囲から評価されやすい(理解されやすい)という秀才の特徴も相まってメディアは秀才にとって絶好の活躍の場だ。

特に、文化人同士の討論番組だったり、クイズ番組には秀才が多くお目にかかれる機会に事欠かない。

天才の種類。英才と峻才と芸才について

ギフテッドという概念にはどうやら4つのタイプに分類されるとこの本の中に書いてあったので紹介しよう。

英才型

IQ130以上(人口の2パーセント)の知能を持つ。

彼らの多くは社会性がある。

学校の勉強を難なくこなすどころかレベルが高すぎて周囲から浮いてしまう。

逆に言えば周りのレベルが低すぎて退屈を感じてしまう。

このタイプに近い人物:ビル・ゲイツ

峻才型

最もギフテッドらしい面を持つのがこの峻才型。

とにかく発想力があり、アイデアが豊富な創造的人間であるが必ずしも知能が高いわけではない。

なお、持ち前の創造性は大人になってから身につけたものではなく、子供の頃から現れている。

このタイプに近い人物:エジソン

峻才型②

2E(twice-exceptional)=才能と学習障害を併せ持つ。

学習障害、学習障害を伴った広汎性発達障害の中に多く存在する。

理数系の勉強には非常に強いが文系の勉強には滅法弱いなどと言ったような能力の峰が主な特徴

この不均整な能力の原因は脳の造りであることが多い。

このタイプに近い人物:アインシュタイン

芸才型

高い芸術的才能を持つ。

ギフテッドの一部としてタレンテッドという言葉が用いられることがあるが芸才型はまさしくそれに該当する。

このタイプに近い人物:ピカソ、モーツアルト

 

これらの考察はこちらに詳しく記載してあります。

天才・秀才の系譜

クラスターA群(生まれつき能力の優れた者)

特徴=神経系の特質により生まれつき様々な物事にとりわけ優れており、殆ど努力が不要。または少しの努力でこなしてしまう。先天的能力者所謂天才。

・ギフテッド
・タレンテッド

 

クラスターB群(才能不均整型)

特徴=特定分野へ執着する事によって才能が開花する可能性を秘めている。成功した場合、周囲から天才と言われ得るがそこに至るまでには大きな苦難を伴う。才能の早期発見が成功の秘訣。ただし、以下の障害の持ち主の一部の人のみ。

・アスペルガーシンドロームの人の中の一部の者
・ADHD、ADDの人の中の一部の者

 

クラスターC群(記憶天才型)

特徴=常軌を逸した記憶力を発揮する。生涯見聞きした事は忘れない。

・サヴァン症候群
・超記憶症候群

 

クラスターD群(パーソナリティー障害者型)

特徴=脳機能がアンバランスな事により障害と認定されるが脳の可塑性という観点から見れば一方は優れた能力や感性を発揮するのでこちらも何らかの才能があるとされる。

・各種人格障害者

 

クラスターE群(容姿型)

芸能界やホステスなど、容姿が大きななアドバンテージとなる職業においては容姿も立派な才能と言える事から

・容姿端麗な人

 

以上が天才の系譜。

ギフテッドのみといったように単発で現れるというよりはギフテッドでありアスペルガーである(2E)と言ったように併発して現れる事の方が多いと考えられる。

ギフテッドは主に、これまでの判断基準として知能指数で線引きされることが多かったが、最近の傾向では数字云々では無く、主に学術的な才能のある者の事を指し、全ての学問に優れたギフテッドもいれば特定分野に特化して優れたギフテッドも居り千差万別である。

学術的才能の持ち主には二つのタイプが存在する。ギフテッドであれば早く深く学び、アスペルガーの場合、何処までも深く学ぶ。

誤解してはならないのは、アスペルガーに必ずしも学術的才能が備わっているとは言えない事。

アスペルガーはアスペルガーでも学問以外の分野にその偏執的とでも言える興味が向けば、例えばスポーツの場合、そのアスペルガーの人の才能はスポーツに向かれた事になり、学問の才能は否ということになる。

ギフテッドは、興味の対象がスポーツであろうが芸術であろうが何であれ、たとえ本人に学問への興味が無いとしても(最も、学問に興味の無いギフテッドは少数派であるとは思うが)学術的な才能は必ず備わっていると言える。何故なら、全てのギフテッドに共通して言えることは過度激動により、常人よりも感性感受性が敏感で強く鋭く、あらゆる物事を深く冗長して認識してしまうからであり、それは学問を紐解く上での大きなアドバンテージ(論理的思考力、理解力、想像力などの学問を進めてゆく上で必須な能力)つまり才能となるからである。ここがアスペルガーと異なるところでもある。アスペルガーはとりわけそのような能力に優れているとは言い難く至って平凡である為だ。また、アスペルガーは行間が読めず、他人の顔色を読み取る能力が皆無に等しいが、ギフテッドはそうではない。

アスペルガーはある特定の物事に傾注する。たとえ能力的に平凡だとしてもその努力量(本人は努力だと思っていない)が結果に繋がったという事である。

ADHDは一例を挙げると、勉強や仕事に集中したりジッと大人しくしている事が極めて困難な代わりに人の前で臆せず喋ったり人と会話したり、様々な出会いや経験を求めて色々な場所へ行ったり、思わぬ馬鹿げた事をしたりする。こういった事が周囲の評価につながりやすく結果として天才と評されるADHDの方も中には存在する。